頭と体のウォーミングアップ04「4方向トレーニング」
- 指導ポイント解説
- 指導者
スポーツで求められる、体を動かしながら同時に頭を使う能力を鍛えていきます。
感覚器を通じた剌激や認知機能への剌激により、脳の活性化をはかるシナプソロジーのエクササイズを行います。基本動作に対して、剌激を変化させ続けることで脳を活性化させます。刺激を変化させることをスパイスアップと言います。
できることが目的ではなく、できなくても新しい刺激に反応することで脳の活性化が期待できます。お子さまのみならずご家族全員でも是非トライしてみてください。
4方向トレーニングのやり方
前・後ろ・右・左の指示に従いその方向ヘジャンプして戻る動作を基本に、脳への刺激を変化させていくエクササイズです。
- 「前」の指示 →前にジャンプして戻る。
- 「後」の指示 →後ろにジャンプして戻る。
- 「右」の指示 →右にジャンプして戻る。
- 「左」の指示 →左にジャンプして戻る。
指示の方向にジャンプして、すぐにジャンプして元に位置に戻ります。この時、指示された方向を声に出しながら行います。
スパイスアップ!指示と反対の動作をしてみよう!
スムーズに出来るようになってきたら、「前」といったら「後」にジャンプするというように、指示と反対の方向にジャンプしてみましょう。間違えたり、遅れたりするのはOKです。出来ることは目的としていませんので、間違いや対応の遅れは気にせず、対応しようとチャレンジしているお子さまを褒めてあげましょう。
さらにスパイスアップ!動作は指示と反対、声は指示の方向を言いながらやってみよう!
動作は指示された方向と反対にジャンプしますが、声は指示された方向を言いながら行ってみましょう。
動作と声が逆なので、脳が少し混乱するかもしれません。このような状態のときに、脳が活性化していますので、楽しんで取り組みましょう!
期待できる効果
聴覚からの指示を判断して考えながら動くトレーニングを行うことで様々なスポーツや運動でのパフォーマンスアップにつながることが期待できます。
【担当講師】 子どものスポーツ傷害
氏名:松㟢 由莉
所属:シナプソロジー 研究所
役職:教育トレーナー
主な経歴:
北海道大学医学部保健学科卒業
北海道大学大学院保健科学院 修士課程修了
札幌学院大学大学院臨床心理学研究科 研究生