基礎運動を教えるコツ! かけっこ(短距離走)編
- 指導ポイント解説
- 指導者
かけっこのポイント1
スタートはスタンディングスタートとクラウチングスタートの2種類があります。スタンディングスタートは、直立姿勢から体を前に倒していき倒れないように足を踏み出した姿勢のイメージです。この時前足の半分より前に体重をかけるようにします。この時、猫背になったり、足だけを一歩踏み出した姿勢にならないようにしましょう。
かけっこのポイント2
クラウチングスタートは、直立姿勢からしゃがみ、手は肩幅よおり少し広い間隔で手をつきます。この時、つま先の向きと膝の向きが一直線になっていることがポイントです。体重は前足の半分より前側にかけます。そうすると自然と後ろ足のかかとがあがっている姿勢になります。両手・前足で体を支えられるようにしましょう。目線は、一歩目の足がつくあたりを見るようにしましょう。
かけっこのポイント3
スタートの蹴り出しの際、手をしっかりと強く振るようにしましょう。
かけっこのポイント4
スタート直後は上体をすぐに起こさないで低い姿勢のまま加速していきます。この時、手を横に振らないように意識してまっすぐ振るようにしましょう。
かけっこのポイント5
足の接地は、足の前側で行い踵をつかないようにしましょう。踵から接地してしまうとブレーキがかかってしまい加速することができません。
かけっこのポイント6
中間疾走はスタートから加速して高めたスピードを維持するようにしましょう。上体は力まずリラックスして腕を振るようにしましょう。手を強く握ってしまわないように注意しましょう。足の接地場所は前ではなく、体の真下あたりにつくようにしましょう。足を踏み込む意識と同じくらい足を引き上げを意識しましょう。
【担当講師】 基礎運動を教えるコツ/かけっこ
北海道ハイテクアスリートクラブ コーチ
北風 沙織
幼少年体育指導士
〇中学・高校・大学 陸上競技100m 全国優勝
〇2006年 アジア大会100m 7位
〇2007年 大阪世界陸上出場
〇2013.14年 世界リレー出場