頭と体のウォーミングアップ05「ボールキャッチトレーニング」
- 指導ポイント解説
- 指導者
感覚器を通じた剌激や認知機能への剌激により、脳の活性化をはかるシナプソロジーのエクササイズを行います。基本動作に対して、剌激を変化させ続けることで脳を活性化させます。刺激を変化させることをスパイスアップと言います。
できることが目的ではなく、できなくても新しい刺激に反応することで脳の活性化が期待できます。お子さまのみならずご家族全員でも是非トライしてみてください。
3色のボールやお手玉などを用意します。落とす役の人は立ちキャッチする子どもは座ります。そして、ボールを落とす役の人は両手にボールを1個ずつ持ち、右・左・両手・それ以外(上とか下)と指示を出しながらボールを落とします。下で構えている子どもは、右と言われたら右側のボールを、左と言われたら左側のボールを、両手と言われたら両方のボールキャッチします。それ以外を言われたらボールはキャッチしないようにします。
- 右の動作指示 →右手でキャッチ
- 左の動作指示 →左手でキャッチ
- 両手の動作指示 →両手でキャッチ
- それ以外の動作指示 →キャッチしない
キャッチできないくらい反応が遅れてしまう場合は、高めの位置かあらあボールを落とすようにしてみましょう。逆に楽々とれてしまう場合は、低めの位置から落としてみましょう。
スパイスアップ!色の指示にかえてみましょう!
色の指示に変えてみましょう。指示を聞いて、目で色を判断してから動作を行います。言葉だけの指示よりも、脳への刺激が変わります。黄色といったら黄色のボール・赤といったら、赤のボール・緑といったら、両手キャッチしてみましょう。
さらにスパイスアップ!指示と逆の色のボールをキャッチ!
慣れてきたら、指示と逆の色のボールをキャッチしてみましょう。黄色と言ったら赤のボール・赤と言ったら黄色のボール・緑と言ったらキャッチしません。
さらにスパイスアップ!色の指示から連想するものを言いながらキャッチしましょう!
キャッチするときに指示された色から連想されるものを言いながら行いましょう。
例えば、赤と指示されたらリンゴ、黄色ならレモン、緑ならホウレン草といった感じです。一度言った言葉は繰り返さないようにしましょう。
視覚や聴覚からの情報に対し、頭を使いながら体を動かすことで様々なスポーツや運動でのパフォーマンスアップにつながることが期待できます。ぜひ、親子で取リ組んでみてください。
【担当講師】 頭と体のウォーミングアップ
北海道大学医学部保健学科卒業