頭と体のウオーミングアップ01「相違じゃんけん」
- 指導ポイント解説
- 指導者
感覚器を通じた剌激や認知機能への剌激により、脳の活性化をはかるシナプソロジーのエクササイズを行います。基本動作に対して、剌激を変化させ続けることで脳を活性化させます。刺激を変化させることをスパイスアップと言います。
できることが目的ではなく、できなくても新しい刺激に反応することで脳の活性化が期待できます。お子さまのみならずご家族全員でも是非トライしてみてください。
全身をつかって後出しジャンケンを行います。保護者の方は手で、お子さまは全身をつかって後出しじゃんけんをします。「動作はグーはしゃがむ」「チョキは前後に足を開く」「パーは手足を左右に大きく開く」です。
はじめは、じゃんけんであいこ!
はじめは、クー・チョキ・パーの 動作をお子さまが覚え、ルールを理解しているか確認するために、あいこになるように指示を出してください。この時のポイントは、元気に声を出して、動作は出来るだけ大きく体を動かすようにアドバイスしてください。
次は、じゃんけんで勝ってみよう!
お子さまがルールを理解でき体を全身を使って動かせるようになったら、次は、自分が勝つように後出しじゃんけんをするように指示しましょう。
間違った反応をしたり、反応が少し遅れる場合がありますが、これは脳に新たな剌激が与えられ、対応しようと活性化している状態です。 正しいかどうかの結果は関係ありません ので、上手くできなくても気にせず行うようにしてください。正しく行うことが目的ではありません。上手く出来なくても気にせずお子さまのチャレンジをほめてあげましょう。
最後に、じゃんけんで負けてみよう!
最後に、自分が負けるように後出しじゃんけんをするように指示しましょう。
全身の動きを行いながら、同時に指示を聞いて頭を使い動作します。視覚からの情報に対し、頭を使いながら体を動かすことで、様々なスポーツや運動でのパフォ ーマンスアップにつながることが期待できます。ぜひ、親子で取リ組んでみてください。
北海道大学医学部保健学科卒業