子どものスポーツ傷害 基礎知識編

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子どものスポーツ傷害の原因

運動不足による運動能力の低下(子どもロコモティブシンドローム)とオーバートレーニングの二極化が進み、これが主な原因と言われています。

子どもの体の特徴

●骨・軟骨が脆弱である。●柔軟性が低下しやすい。

スポーツ傷害の予防に大切なこと1

●柔軟性/成長期で硬くなりやすい筋肉へのストレッチは大切です。ストレッチでは筋肉が伸びているのを感じながら,ゆっくりと反動をつけずに行うようにしましょう。走った後やおふろの後などで体が温まっている方がより効果的です。

スポーツ傷害の予防に大切なこと2

●筋力/筋肉は骨に付き、釣り合いをとって働いています。同じ方向の動きばかりしていると筋力に偏りが出やすくケガにつながることもあります。成長段階のお子さまには、自分の体を使って行うトレーニングがおすすめです。

スポーツ傷害の応急処置について

怪我を放置していると、悪化や治癒の遅延・慢性的な怪我につながりやすくなります。怪我をしたらすぐにRICE処置を行い、炎症を抑えることが大切です。

【担当講師】 子どものスポーツ傷害

北海道大学 大学院保健科学研究員 機能回復分野 准教授
寒川 美奈

略 歴

寒川 美奈 (さむかわ みな)

北海道大学大学院保健科学研究院・准教授

【学歴】
1991年 札幌医科大学衛生短期大学部理学療法学科卒業
2002年 カナダアルバータ大学大学院留学
2003年 札幌医科大学大学院保健医療学研究科博士課程前期修了(理学療法学修士)
2007年 札幌医科大学大学院保健医療学研究科博士課程後期修了(理学療法学博士)

【職歴】
1991年 財団法人愛育病院整形外科理学療法室勤務
1995年 松田整形外科病院リハビリテーション科勤務
1999年 カナダウィスラーフィジオセラピークリニック勤務
2002年 日本福祉リハビリテーション学院勤務(講師)
2003年 北海道大学医学部保健学科理学療法学専攻勤務(助手)
2008年 北海道大学大学院保健科学研究院勤務(所属名変更)
2012年 北海道大学大学院保健科学研究院勤務(准教授)
現在に至る

【資格】
理学療法士(運動器専門理学療法士)
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

【社会活動】
2003年〜全日本スキー連盟情報医科学部トレーナー部会員
2006年 トリノオリンピック日本選手団フリースタイルスキーチームトレーナー
2010年 バンクーバーオリンピック日本選手団フリースタイルスキーチーム
トレーナー
2014年 ソチオリンピックマルチサポートハウストレーナー
2016年 リオオリンピック日本選手団本部メディカルトレーナー
2017年 2017冬季アジア札幌大会選手村ポリクリニック理学療法士
2017年 日本オリンピック委員会医学サポート部会員
2018年 平昌オリンピックハイパフォーマンスセンタートレーナー
2018年 ジャカルタアジア大会日本選手団本部メディカルトレーナー

【所属学会】
日本臨床スポーツ医学会,日本アスレティックトレーニング学会,日本体力医学会,
日本理学療法士協会,日本スポーツ理学療法学会(国際部会員)日本未病システム学会(評議員)